あずきは毛がもっふもっふのポメラニアンです^^
冬の寒い日にはこのもふもふの毛がすごく羨ましくなります。
なのですが…
『夏には暑すぎる』
毛がない僕たちですら暑いと感じて薄着になるくらいなのに、あんなに毛をまとっていたらたまらないですよね。
(毛がないと言ってもハゲているわけではないですよww)
そんな中で気にしなければいけないのが脱水症状や熱中症といったものですよね。
熱中症や脱水症状は体温の調整や水分をしっかり摂らないことによって起こるものなので、わんちゃんも例外なく起こってしまいます。
でっ、ふとネットでわんちゃんの熱中症について検索をしていたらこんなことが書いてあったんですよね。
『夏の暑い日は犬にもポカリスエットのようなスポーツドリンクをあげましょう』
と読んでいて思ったのですが、どうなのでしょうか?
僕は医療関係の資格を持っているので人間の体については詳しいです。
実はスポーツドリンクって体にあまりよろしくないんですよね^^;
人間よりも体の小さいわんちゃんがいいわけないよなーと思ったので、実際はどうなのかという部分について調べてみました!
目次
犬の感じている気温
実はわんちゃんの周りの温度って僕たちが考えているよりも高いって知ってましたか?
真夏日って言えばその日の気温が30℃以上の時を言いますよね。
でっ、30℃ならおそらく夏なら普通だし、確かに暑いけど水分をしっかり摂ればそこまで心配する気温じゃないように思いますよね。
なんですが違うんですよ。
僕たちが日常で見ている気温っていうのは、ある高さの場所で測った気温になるんですね。
小学生の理科の授業を思い返してみると「あっー!」ってなりませんか?
こんなやつです。
気温っていうのは地上から約1.5メートルの場所を測った温度になるんです。
だけど1.5メートルの高さのわんちゃんなんてほとんどいないですよね。
あの世界一でかいと言われているわんちゃんくらいじゃないですかね。
それでも生活している時の高さでいったら、そこまでないんじゃないですかね。
おそらく一般的に生活しているわんちゃんは地上から50cmくらいですよね。
ほぼ地上と同じくらいの場所で生活しているわけです。
これが問題なんです。
実は地上近くの方がめちゃくちゃ温度が高くなります。
なんとなく考えればわかりますよね。
しかもアスファルトの上となれば…。
おそらく一度くらいは裸足で夏の日に外に出たことがあるはず(ない?)
その時に火傷するくらいにアスファルトって熱くなかったですか?
そんなことやったことないって人も海に行って砂浜を歩ったことはあるはず。
裸足で砂浜も耐えられなくはないけどめちゃくちゃ熱いですよね。
そのくらい僕たちが感じている温度とわんちゃんが感じている温度が違うってことをわかってもらえたかなと思います。
たまに夏の日中にわんちゃんを散歩させている人を見かけるのですが、最悪日陰のみならまだ大丈夫ですが、日なたのアスファルトの温度は60℃になることもあります。
肉球火傷しちゃいます。
夏に散歩に行くときはちょっと大変かもしれないですが、朝は早い時間、夜は遅い時間に行ってあげてくださいね。
犬の熱中症・脱水症状
毛によって暑いのに加えて、僕たちが考えているよりも体感している温度も高い。
そりゃあ何も対策をせずに熱中症になるなという方が無理な話ですよね。
わんちゃんの熱中症はだいたい初夏の時期が一番危険なんですよね。
というのも人間もそうだと思いますが、暑い日がずーっと続いている時ってその暑さに体がある程度適応してきますよね。
だけど暑い日と涼しい日が交互に来たりすると体調を崩してしまう人が多いですよね。
これはわんちゃんも同じで、わんちゃんの場合はだいたい60日前後でその暑さに慣れてくるということが言われています。
まぁ日数は本当かどうかわんちゃんなので謎ですが^^;
でもそのくらいは適応するのにかかるということですよね。
なので初夏の暑くなり始めた時は、そこまで気温が高くなくても、まだ慣れていないという理由で熱中症になりやすいの注意が必要ということですね。
犬の適正な温度は何度くらい?
ここで1つ質問をしたいのですが、犬にとって快適な温度ってどのくらいだと思いますか?
湿度にもよると思うのですが、だいたい人間だと25℃くらいですよね。
だけどこの人間が快適と思う温度ってわんちゃんにとっては危険ゾーンに入ってしまうんです。
わんちゃんが快適に過ごせる温度は22℃くらいまでと言われているんです。
なので夏場はクーラーをつけたりして調整すると思うのですが、僕たちが快適と思う温度よりも2〜3℃くらい下げてあげることが必要なんですよね。
というかクーラー温度で28℃って暑すぎますよね。
どう考えても、もう少し温度を下げた方が作業の効率も上がるんじゃないかという愚痴をこぼしつつ次の話題へww
熱中症と脱水症状の症状
なので少し人が肌寒いかなーくらいな温度にしてあげる必要があるということですよね。
でもそうは言っても散歩中や外で外で飼っているわんちゃんの場合ってそうはいかないですよね。
なのでもしわんちゃんが熱中症になってしまった場合にどんな症状が出るかということを覚えておきましょう!
呼吸がいつもより激しい
よだれをダラダラ垂らしている
胸を触った時にドキドキが激しい
呼びかけなどに反応が遅かったり反応しなくなる
歩きたがらずその場にうずくまる
ふらつきが出てくる
嘔吐してしまう
など
だいたい想像がつくような症状が並んでいますね。
でも重要な部分って個人的にはここだと思うんですよね。
『いつもと何が違うか』
うちのポメラニアンのあずきは呼んでも反応が薄い時が多々あります。
あれ?嫌われてるのかな?
そんなことはないですよね。
だから仮にあずきが反応が薄くてもそれは問題がない。
だけどご飯への食い付きは、めちゃくちゃ激しいのでそういう部分を観察するのが一番いいかなと思っています。
という感じで日頃からわんちゃんをしっかり見てあげて『いつもと変わりないか?』という部分が重要なんですよね。
一応は上のような症状が多くのわんちゃんに熱中症の時に見られますので参考にしてみてください、
スポーツドリンクの成分について
という感じで一通り熱中症についてわかったところで今回の本題に入っていきたいと思います。
暑いときは人間と同じようにスポーツドリンクをあげる。
でっ、結論から言います。
『あげていいわけないでしょ!』
まぁなんとなくわかっていた方も多いですよね。
だってですよ。
多分聞いたことがある人も多いと思うのですが、「ペットボトル症候群」というものを知ってます?
ペットボトル症候群(ペットボトルしょうこうぐん、英語: PET bottle syndrome)とは、スポーツドリンク、清涼飲料水などを大量に飲み続けることによっておこる急性の糖尿病である。正式名称はソフトドリンク(清涼飲料水)・ケトアシドーシス。清涼飲料水ケトーシスとも呼ぶこともある。 引用:wikipedia
スポーツドリンクの中ってどのくらい砂糖が入っていると思います?
実は500mlのペットボトル1本あたり30gの砂糖が入っているんですよ。
だいたい砂糖って1本5gとかだから6本入っているってことですね。
そりゃあ運動もせずにこれだけの砂糖を摂っていれば病気にもなりますよね。
あっ、一応言っておきますがポカリスエットが悪いわけじゃないですよ。
ポカリスエット自体は運動時に失ってしまうミネラルやら電解質やらを効率良く摂取できるし、運動後に固形物を食べるのは難しいと思いますがカロリーも摂取できる。
だから運動時とか食欲のない風邪をひいてしまったときなんかはめちゃくちゃ重宝しますよね。
だけどご飯をめいいっぱい食べて「今日は暑くて汗かいたからポカリスエットで補給だ」となると砂糖を摂りすぎてしまうわけです。
これをわんちゃんにあげたらどうなると思います?
そりゃあ摂りすぎですよね。
犬にあげていい砂糖の量
じゃあ問題としてどのくらいの砂糖の量ならわんちゃんにあげてもいいのかという部分が重要になっていきますよね。
これなんですが、実は公表されていないんですよね。
というかおそらくわかっていないというのが正しそうな気がしますよね。
一応人間でいうと1日の糖質を砂糖に換算すると25g以内にすることがいいということが言われています。
あれ?ポカリスエット1本飲んだらアウトじゃん。
という驚愕の事実を知りながら、これをわんちゃんに当てはめてみしょう。
だいたい室内で飼っているわんちゃんの体重って人間の1/8〜10くらいですよね。
ちょっと計算しやすく1/10とすると単純に2.5g以内にすることがいいってことですよね。
実際はもう少し多くてもいいとは思うのですが、人間がポカリスエット1本で砂糖が摂りすぎということを考えればあまりよろしくないのがわかりますよね。
スポーツドリンクは熱中症に効果あり?
なので「わんちゃんにはスポーツドリンクをあげるのはやめましょう!」という結論にたどり着くのですが、ここで1つ問題が。
スポーツドリンクって熱中症や脱水症状にめちゃくちゃいいんです。
汗をかくと体の水分がなくなりますよね。
でっ、知っている人かもしれないのですが水分と一緒に電解質というものもなくなってしまうんです。
ナトリウムとかカリウムとかですね。
スポーツドリンクにはこういう電解質がしっかり含まれています。
そりゃあスポーツする時に推奨する飲み物なのだから当たり前といえば当たり前ですよね。
なので本来熱中症の対策としてはスポーツドリンクを飲むというのはすごく効果があるんです。
しかしわんちゃんに飲ませると栄養過多になってしまう…。
じゃあどうするって、砂糖を少なくして他の成分を含んだものをあげればいいんですよね。
いろいろ調べてみたらこんないいものがあるんですね!
犬の熱中症対策
それがこの商品なんです。
[amazonjs asin=”B002RIQ7KK” locale=”JP” title=”ハイペット アクアコール 10g×10本入”]人間でいうところのポカリスエットの粉ですねww
実は僕のうちではポカリスエットの粉は常備してあります。
だってめちゃくちゃ便利なんですよ。
日持ちはするし場所は取らないし。
ペットボトルで買っておくと日持ちはそれなりにしますが、場所をとったりするのであまり買い置きできないですよね。
だけど粉の場合ならそういう心配もいらないです。
まぁポカリスエットの話はいいとして、それと同じようにわんちゃん用のものにもあるんです。
でっ、これも同じように水で溶かしてあげるということができるので暑い日にはあげています。
あとは熱中症以外にも下痢などの対策としてもかなり優秀なんですよね。
うちのあずきはお腹が強いのか、4歳になるんですが1回しか下痢になっていないんですがねww
ただわんちゃん用と言っても、思いのほか甘いかなーという印象を受けます。
1袋に対して200mlの水で溶かすという感じになっているのですが、うちの場合は半袋を200mlの量で溶かしています。
だいたいなんかいつもよりも美味しそうに飲んでいるので、たまにはこれもいいかなとか思っています^^
熱中症対策といえば色々なことが言われていますが、大きく分けて僕はこの2つでいいと思います。
●部屋を涼しくする
●水分をしっかり補給してもらう
かなり熱中症対策になるので大切なわんちゃんのためにこの2つだけはやってあげてくださいね。
まとめ
今日は熱中症からスポーツドリンクの話までさせてもらいました。
・犬が感じている温度は人間よりもかなり高い
・犬の熱中症は初夏に起こりやすい
・適正温度は22℃くらいまで
・症状で重要なのはいつもと比べて違いはないかということ
・スポーツドリンクは砂糖がめちゃくちゃ入っている
・薄めれば飲めないこともないと思うけど、できればわんちゃん用のを用意してあげる
なんて感じでしたね。
スポーツドリンクって効率良く色々な成分を摂取できるのですごくいいものなんですね。
なのですが、使い時を間違うと体に害になってしまうこともあります。
僕は熱中症は飼い主がちゃんと見てあげることで防ぐことができると思っています。
大切な愛犬が苦しまないように、しっかり対策をしてあげたいですね!
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